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糖質制限食について

糖質制限食とは、炭水化物、糖類をなるべく取らないようにして、蛋白質、脂肪、野菜を中心に摂取する食事療法のことです。
この食事療法を始めるだけですぐに糖尿病、高脂血症、肥満は改善します。
最近は、糖質の取りすぎが、体調不良や病気の原因であり、パンやラーメンなどの小麦、砂糖、ブドウ糖、果糖の取りすぎに注意するように、言われることが多くなってきました。糖質を減らすと精神の安定にもよく、イライラが減って抑うつにも効果が見られたり、乾癬やにきびなどの皮膚疾患が良くなったり、認知症や発癌が予防できたり、といろいろな利点があります。

糖質制限食の理論

食べ物の三大栄養素は糖質(炭水化物)、蛋白質、脂質ですが、この中で血糖を上げるのは主に糖質です。この生理学的な事実に着目して糖質を控えると、血糖値が上がらなくなります。すると体は体内脂肪を燃やし始め、エネルギーとして利用するようになります。

この糖質制限食を続けると血糖が低くなり、中性脂肪も減ります。
また基本的に空腹を我慢する必要はありません。
ただし太りやすい方は、体重を増やさないためにカロリー制限が必要になることがあります。
逆にやせやすい人は、蛋白質や動物性の油を中心にカロリーを多く取る必要があります。

糖質制限食の安全性

縄文時代以前の人類700万年の歴史では、ずっと貝、魚、お肉、野菜、木の実などを食べていました。精製された炭水化物(糖類)を取りはじめたのは、ここ2000年弱のことです。現代でも、つい最近までエスキモーは肉類、魚介類のみの食生活をしていて、動脈硬化による病気がほぼ見られませんでした。またアメリカではⅠ型糖尿病を12才で発症されたバーンシュタイン医師が、糖質制限食によって89才まで長生きされておられます。
この事実を見ても、糖質制限食は生理的で安全な食事療法といえます。

むしろ精製された炭水化物や糖質をたっぷり取る食生活が不自然で、多量の体内インシュリンが必要となり、さまざまな現代病を引き起こしています。
糖質制限食は欧米ではすでに一般的な食事療法で、日本でも今後どんどん広がっていくと思われます。
ただし現代の飲食物には、糖質以外にも様々な有害物質が入っており、加工食品をなるべくさけて、日本人に合った和食をお勧めしています。

糖質制限食をさらに詳しく知りたい方へ

糖質制限に関して、本やネットなどで、いろいろな情報が増えました。

血糖値が上がらないパン、めん、こんにゃくごはん、お菓子などの食品も、店舗や通販などで簡単に手に入るようになりました。
以前より糖質制限がしやすくなってきたのは良いことですが、信頼できるものかどうか、注意が必要です。
リンクでも一部紹介していますが、江部康二先生など、信頼できる人の情報を見てください。