内科
町の診療所として一般的な内科診療を行っております。また免疫を高め、健康寿命を長く保つことを大切にしています。健康寿命とは、認知症にならず、自分で身の周りのことができる期間のことです。人はそれぞれ違いますので、その人に合った治療、養生法を考えます。
- 健康寿命を保つために
- 食事、睡眠・休息。運動が3本柱です。
(1)食事は和食をお勧めしています。そうすれば、糖、小麦、乳製品、植物油脂の毒を減らすことが出来るからです。自分の体調が良く、いい大便が出ていれば、良いです。生活習慣病、認知症の予防には糖質を制限することをお勧めしています。
(2)睡眠・休息に関しては、スマホ・テレビなど発光するものを見ず、目と脳を休ませる時間を、1日最低7時間以上取ることをお勧めしています。
(3)運動は、イスに座る時間を減らし、立つかしゃがむか、歩く時間を増やすようにお勧めしています。
人はそれぞれ、病気、年齢、体質、生活環境、嗜好など違いますので、お勧めすることは変わります。今はいろいろな情報がありますので、ご自分でも考えて試してみてください。自分の体調がよければ合っていると思います。
- 糖尿病・高脂血症・肥満・メタボリック症候群
- 糖尿病は、炭水化物や糖をとらない糖質制限食にするだけで良くなります。薬も最小限にでき、体にやさしいです。ただ嗜好的にできない人もいますので、できる範囲でしていただければいいと思います。それぞれに合った最善の方法を一緒に考えていきたいと思います。
- 高血圧症
- 血圧のパターンはそれぞれ違いますので、各自にあわせて血圧を調節する必要があります。よく「一度薬を飲み始めると一生薬を飲み続けないといけない」と思っている方がいらっしゃいますが、食事や睡眠、散歩などで改善する方もたくさんおられます。また高血圧は自覚症状がないことが多いので、血圧は家でも測っていただくことをお勧めします。
- その他
- 風邪、気管支炎、気管支喘息、慢性咳、胃炎、腸炎、慢性腎臓病、肝炎など一般的な内科疾患も治療しています。希望により漢方治療も併用します。
当院で行っている検査は、血液検査、尿検査、顕微鏡での尿沈渣、便検査、単純レントゲン写真、心電図、酸素飽和度測定等です。
漢方内科
東洋医学による治療を行うことで心身にやさしい治療を行うことができます。エキス剤や錠剤、生薬による煎じ薬が選べます。体調や症状の変化を見ながら、場合により血液検査も行って、副作用にも十分注意して治療します。
漢方治療をご希望の方は、専用の問診票がありますので、来院時に申し出てください。
当院で漢方薬がよく用いられる疾患は以下のとおりです。
- 慢性関節リウマチ、シェーグレン症候群などの膠原病。
- 気管支喘息、花粉症などのアレルギー疾患。
- 慢性腎臓病などの腎疾患。
- 頭痛、肩こり、腰痛、膝痛などの疼痛疾患。
- アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、にきび、乾癬、蕁麻疹、円形脱毛などの皮膚疾患。
- 月経不順、月経痛、更年期症候群などの婦人科疾患。
- 風邪、咳、のどの違和感、胃炎、過敏性腸症候群、動悸、不安感、抑うつ、神経症、イライラ、不眠、慢性疲労、夏ばて、食欲不振、耳鳴り、めまい、むくみ、頻尿、夜間尿、腎機能低下、陰部のかゆみ、冷え症、のぼせ、ほてりなどの自律神経失調症。
- 癌やクローン病、潰瘍性大腸炎など、抗がん剤や免疫抑制剤などの副作用、後遺症の緩和。
- パーキンソン病、脳梗塞などの神経内科的疾患。
なお漢方薬は基本的に保険がききますので、値段はそんなに高くありません。
病状により保険適応外の生薬をお勧めすることもありますが、無理強いはしません。ご希望を遠慮なくおっしゃってください。
皮膚科
一般的な皮膚疾患を診察しています。
- 慢性湿疹、アトピー性皮膚炎、足や爪などの白癬(水虫)、手あれ、じんましん、かぶれ、虫さされ、にきび、乾癬、単純ヘルペス、帯状疱疹、とびひ、いぼ、みずいぼ、しもやけ、足のタコ、ウオノメ、蜂巣炎、粉瘤、やけど、円形脱毛症など。
- やけど、熱傷や外傷、褥瘡(床ずれ)などの創傷治療に、夏井睦先生の湿潤療法を取り入れています。ズイコウパッドやハイドロコロイド包帯などを使用することがあります。
- 治りにくい場合など、ご希望により漢方薬も併用して治療をしています。
- 湿疹、アトピー性皮膚炎などがなかなか治らない場合、軟膏の選択、軟膏の塗り方に問題があることが多いです。保湿など自宅でも適切に軟膏を塗ってきちんと自己管理できるよう、指導させていただきます。
- 当院では、顕微鏡による真菌検査を行っています。
- 手術や生検(組織検査)などの詳しい検査が必要な場合は、武田総合病院や共和病院等の皮膚科や形成外科に紹介させていただきます。